ノルマンディー公妃グンノールの一族(4)
ギファード家系

ウェヴィアの子孫

グンノールの姉妹ウェヴィア(アヴェリーナ)はロングヴィル卿オズボーン・ド・ボールベクと結婚し、二人の間にはブリンプスフィールド城主となったオズバーン・ギファードとロングヴィル卿としてノルマンディー公爵ギョーム二世(征服王ウィリアム)の側近となり1066年のヘイスティングスの戦いに参加したウォルター・ギファードが生まれた。

ウォルターの子で父と同名のウォルター(二世)は初代バッキンガム伯爵となりイングランド王ウィリアム・ルーフスとノルマンディー公爵ロベール二世の両方に仕えていたが、ウィリアム・ルーフス王の死後ノルマンディー公ロベール二世がイングランドへ侵攻した際にはロベール公側に味方しヘンリー一世に敵対した。

二代バッキンガム伯爵を継いだのは初代の子で同名のウォルター(三世)であったが、子供が居なかったため所領は叔母の子孫であるペンブルック伯爵ウィリアム・マーシャルとハートフォード伯爵リチャード・ド・クレアが分割相続した。 なお、ウォルター(二世)の弟ウィリアム・ギファードはウィンチェスター司教兼イングランド大法官としてウィリアム・ルーフス王とヘンリー一世王に仕えた。

ド・クレア家系との結合

初代バッキンガム伯爵ウォルターの娘ホエーズはクレア伯爵リチャード・フィッツギルバート(ド・クレア)と結婚。 上述の通りギファード家の男系断絶後はホエーズの子孫ハートフォード伯爵家とペンブルック伯爵家で分割相続が行われた。



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