初代バッキンガム伯爵兼ロングヴィル卿
ウォルター・ギファード

Walter Giffard, Lord of Longueville in Normandy, 1st Earl of Buckingham

1066年ヘイスティングスの戦いに参戦していたロングヴィル卿ウォルター・ギファードの子。父ウォルターは107カ所の所領を与えられ、そのうち48カ所はバッキンガムにあった。1085年までにウォルターは父の所領を相続している。

本拠地としたのはバッキンガムシャーのクレンドンであった。 ウォルターはバッキンガムシャーの広大な所領とともにシー川を見下ろすロングヴィルの重要な城を所有した。

彼はイングランドとノルマンディーの双方に所領を有したため、ノルマンディー公爵”短袴公”ロベールとイングランド王ウィリアム・ルーフス王の両方に臣従することとなった。しかしルーフス王は海峡両岸の領主たちを味方に引き入れ、ウォルターや他の領主たちの城にノルマンディー北東部を侵略するために王が雇った騎士たちを駐屯させ要塞化した。

ウォルターはルーフス王の司法長官も務めていた。彼は1097年におそらくルーフス王によりバッキンガム伯爵位を与えられた。ウォルターはまた、1101年のイングランド侵攻でノルマンディー公爵ロベールに味方してヘンリー一世に謀反した大諸侯の一人でもあった。

ウォルターは1102/7/15イングランドにて死去し、その遺体はノルマンディーへ送られた。遺体はウォルターのノルマンディーでの本拠地ロングヴィル-シュル-シーのサン-マリー教会に埋葬された。爵位と領地は子のウォルターが相続した。

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