レーグル家はノルマン征服後にイングランドへ渡ってきた家系の中でも有名なものの一つに数えられる。
その一族はレーグルの町から名前を採った。ノルマンディー公爵時代、その地は公爵領の周縁部として戦略的要衝だった。
12世紀の年代記作者オーデリック・ヴィタリスの記録によるとレーグル卿エンヌルフは”ウィリアム征服王の部将たち”(The Companions of William the Conqueror)として知られる、ヘイスティングスの戦いの参戦者の中でも確実な史料上で名前が明らかにされている一人である。
彼はヘイスティングスの戦いで命を落とした唯一の有名ノルマン人貴族だった。