衣裳係女官 Mistress of Robes

かってはその名の通り女王/王妃の衣類と宝石を管理する役目であったが、今日では国家行事における様々な役割とともに女王の女官の勤務割りの調整を担当する実質的な女官長の立場にある。

女王の統治下にあるとき、衣裳係女官は統治に影響を与える政治的に重要な地位であった。
だが1901年のヴィクトリア女王の死去以降はそうした事態はなく、エリザベス二世の60年以上の治世では衣裳係女官は二人だけだった。

王太后には専属の衣裳係女官があり、18世紀には皇太子妃にも衣裳係女官がいた。現代では女王/王妃の衣裳係女官は通常公爵夫人が務める。

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