サフォーク公爵
Duke of Suffolk

第一期創設(1448/7/2~1493/2/26)

1448年初代サフォーク侯爵ウィリアム・ド・ラ・ポールにより創設。フランス戦線での失敗により1450年逮捕され爵位は剥奪された。

ウィリアムの一人息子ジョンはヨーク家のエリザベス・オブ・ヨーク(エドワード四世・リチャード三世の妹)と結婚、1463年にサフォーク公爵位を再興した。

二代公爵の第二子エドムンドが1491年に公爵位を継いだが、1493年には偽ヨーク公リチャード(パーキン・ウォーベック)の反乱の中、爵位を放棄しなければならなかった。

サフォーク公はバッキンガム公と並んでチューダー朝下に残存するヨーク家の血統であったが、バッキンガム公は些細な理由により1520年逮捕・処刑され、サフォーク公は外国に逃れて反抗を企てたが支援を得られず1513年に処刑されて爵位は断絶した。

爵位名タイトルの紋章はド・ラ・ポール家の紋章。

第二期創設(1514/2/1~1551/7/14)

1514年ヘンリー八世の寵臣チャールズ・ブランドンにより創設。キャサリン・ウィロビーとの間に儲けたヘンリーとチャールズの二人の幼児(それぞれ二代・三代公爵)が粟粒熱(当時流行した謎の伝染病)により立て続け(一時間程度の差)に死亡し爵位は断絶した。

第三期創設(1551/10/11~1554/2/23)

1551年ジェーン・グレイの父で第三代ドーセット侯爵ヘンリー・グレイにより創設(第二期公爵の異母妹である妻の相続権に基づく相続)。

娘を王位に就けようと画策して失敗、一旦許されたものの後にワイアットの反乱への関与により1554年反逆罪で処刑された。この時爵位も剥奪されたが、いずれにしても男子継承者が無かったため断絶していた。

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