モンタギュー公爵
Duke of Montagu

第一期創設 (1705/4/14~1749/7/16)

モンタギュー家モンタギュー公爵の紋章 1705年外交官を務めた廷臣初代モンタギュー伯爵兼三代ボートンのモンタギュー男爵ラルフ・モンタギューにより創設。

チャールズ二世の王妃キャサリンの主馬頭となっていた兄のエドワードが”王妃に常ならぬ関心を示した”ため王により解任された。 キャサリンはすぐ後任に弟のラルフを指名、間もなくラルフはチャールズ二世の宮廷で勇名を馳せる様になり、仏蘭戦争時のイングランド中立についてルイ十四世との交渉に関わった。

ラルフはその後裕福な未亡人(十一代ノーサンバーランド伯の未亡人や二代アルベマール公の未亡人など)との結婚を経て財産を拡大した。 彼の地位は子息ジョンと初代マールバラ公爵ジョン・チャーチルの娘サラ・チャーチルとの結婚によりさらに強固なものとなり、1689年にモンタギュー伯爵とモンザーマー子爵を、さらに1705年にモンタギュー公爵位およびモンザーマー侯爵位を創設した。しかし二代公爵ジョンには男子継承者がなく、1749年爵位は断絶した。

第二期創設 (1766/11/5~1790/5/23)

ブラドネル家(のちモンタギューに改姓)モンタギュー公爵の紋章 1766年第一期二代公爵の娘マリー・モンタギューと結婚していた四代カーディガン伯ジョージ・ブラドネルによりモンザーマー侯爵位とともに(再)創設(実質的には娘婿による爵位継承だが法的には新規創設となる)。

ジョージは義父の領地を相続するにあたり姓をモンタギューへ改めた。子息が早世していたため公爵位・侯爵位は断絶し、カーディガン伯爵位は弟の五代伯ジェームズ・ブラドネルに継承された。

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