エディンバラ公爵
Duke of Edinburgh

現公爵は現女王の配偶者フィリップ・マウントバッテン王子(共同統治者である「王配」Price Consort の称号は付与されていない)

第一期創設(1726/7/26~1760/10/25即位)

1726年ジョージ一世の孫でのちにウェールズ大公となったフレドリック王子により創設。フレドリックは即位前に死去し、爵位はその子ジョージ王子が継承。1760年にジョージ三世として即位し爵位は王冠にマージされて消滅。

第二期創設(1866/5/24~1900/7/30)

1866年ヴィクトリア女王の第二子アルフレッド王子により創設。アルフレッド王子はグレートブリテン貴族の爵位を保持したまま1893年にドイツのサクス-コバーグ公・サクス-ゴータ公の二領邦の君主となった。公爵の一人息子アルフレッド公子は1899年に自殺、そのため1900年の公爵の死により爵位は断絶した。

第三期創設(1947/11/20~現存)

1947年ジョージ六世の長女エリザベス王女(のちのエリザベス二世)と結婚したフィリップ・マウントバッテン中尉が創設(フィリップは元ギリシャ王族でヴィクトリア女王の玄孫)。

1999年ウェセックス伯エドワード王子の結婚にあたってエディンバラ公爵位を継ぐことが告知された。ただし、この様な継承は通常起こらず(エディンバラ公爵位の継承条件にも反する~ウェールズ大公チャールズが即位前ならチャールズが継承し、即位後なら王冠にマージされる)エドワードに叙爵されるエディンバラ公爵位は新規創設されるものと考えられる。
ただし爵位名の重複(同時存在)は積極的には行われないが、禁じられているわけでもない(古くはノーフォーク公爵、比較的新しい例ではファイフ公爵、バクルー公爵、オーモンド公爵などの例があり)のでエドワード王子のエディンバラ公爵位叙爵には(紛らわしさを除けば)特段の支障はないともいえる。

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