ベリック・アポン・ツイード公爵
Duke of Berwick upon Tweed

1687年ジェームズ二世の非嫡出子ジェームズ・フィッツジェームズにより創設。この爵位は1695年父王の強制退去に続く私権剥奪で議会により剥奪されたと一般的には考えられている。ただし、その私権剥奪の証拠は存在しておらず、証拠がなければ爵位は現存することになってしまう。

一方でフランスにおいてはジャコバイト貴族の爵位としてルイ十四世により認められていた。1707年スペインのフェリペ五世はジェームズ・フィッツジェームズにスペイン公爵位としてべリック公爵位を与えた。 もしイングランド爵位がまだ現存しているとしたらその称号は男系相続されている。

第十七代アルバ公兼第十代べリック公ハコボ・フィッツジェームズ・スチュワートの死去時点でイングランド爵位はその甥第十五代ペニャランダ・デ・ドゥエロ公フェルナンド・フィッツジェームズ・スチュワートにより継承され、続いてフェルナンドの子息十六代ペニャランダ・デ・ドゥエロ公ハコボ・フィッツジェームズ・スチュワート、そして現在のフィッツジェームズ家の家長(1947年生、子供なし)へと継承された。彼らは断絶しているとみられるイングランド爵位の主張をしてこなかった。

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